2017.06.03 Saturday

鉄コレ動力TM-TR06「路面3連接車用」レビュー

鉄コレ動力TM-TR06「路面3連接車用」が発売になりました。同時発売の筑鉄2000形に対応した動力となっています。一覧表を更新しておきます。

 

台車間距離 軸距 車輪径 台車枠

TM-TR01

「路面電車用」

36.0 38.6 41.2 9.2 4.0(4.2?) KL11 日車C型 FS78

TM-TR02

「2軸電動車用」

16.0 6.0 ブリル21E

TM-TR03

「路面2連接車用」

43.8

43.8

9.2 4.2 KL13 OK12 NS15

TM-TR04

「大型路面電車用」

43.8 46.4 49.0 9.2 4.2 KS45L KS46L 日車C型

TM-TR05

「大型路面電車用B」

54.2 - - 9.2 4.2 KD204 - -

TM-TR06

「路面3連接車用」

43.8

46.4

43.8

- - 9.2 4.2 NS15 - -

赤字は推測

 

外箱

 

台車間距離等の記載

 

台車間距離は、外箱には最も外側の台車同士で134mmという記載しかありませんが、製品化発表時の資料には 「43.8-46.4-43.8」 (=134.0mm)と書かれていますので、それで間違いないのでしょう。

 

箱を開けると、動力ユニットのほか、説明書、台車枠×4組、床下スペーサー(Nと刻印)が入っています。動力ユニットは2連接車用と全く同一のものと思われます。台車枠は数種類入っているかと思いきや、NS15のみでした。筑鉄2000形以外でこの動力ユニットの適合車種として真っ先に思い浮かぶのが広電3000形ですが(ですよね?)、広電3000形のKL13台車はTM-TR03のときに型を起こしているにも関わらず、今回は不採用ということになります。(1)台車数が多いので余計なものを付属させなかったか、(2)広電3000形製品化時には別の専用動力ユニットを発売するか(C車の全長が筑鉄2000形と広電3000形で異なる)、(3)広電3000形の製品化は当面スコープに入っていないか、ということなのでしょう。ちなみに、台車枠の成形色はグレーで、TM-TR03付属の黒とは異なります。床下スペーサーは、TM-TR03と同じくランナーに「N」という刻印が入ったパーツです。

 

内容物

 

横から見るとこんな感じです。特に目新しさはありません。TM-TR03の2連接に、中間車の床板を挿入しただけの作りです。従って、編成前後方向の対称性はありません。

 

横から見たところ

 

連接部はスナップですので、簡単に外れます。

 

スナップを外したところ

 

やろうと思えばできる、程度の4連接です。特に意味はありません。

 

何連接でも可能

 

TM-TR06とTM-TR03との比較です。確認した限りでは、C車の床板有無以外の違いはありません。わざわざ新規の動力ユニットを設定せず、C車の床板だけ追加で売ればよかったのでは?と思わなくもありませんが、いろいろな理由があるのでしょう。

 

TM-TR06(下)とTM-TR03(上)の比較

 

鉄コレ筑鉄2000形の床板と比較してみます。B車とC車の床板は、連接部のスナップパーツも含め、成形色違いの同じ部品です。ということは、TM-TR06のC車の床下機器は、今回新たに筑鉄2000形を模したものと考えてよさそうですね。実車のことはよく知らないので、違っていたらすみません。

 

筑鉄2000形の床板とTM-TR06を下から

 

上から

 

相互に交換可能

 

以前の記事にもかいたように、筑鉄2000形と広電3500形以降の3連接車ではC車の台車間距離が結構違います。これまでのところ、鉄コレ動力の台車間距離が36.0mmから2.6mm刻みを死守していることを考えると、3500形のC車は43.8mmをあてがうでしょうし、3700〜3900形のC車も46.4mmよりは43.8mmに近い数字になります。今回のTM-TR06の製品化を以て広電3500形以降シリーズの製品化を期待するのは、残念ながら少々難しいように思います。(もちろんただの私見です)

 

2017.01.28 Saturday

鉄コレ動力TM-TR05「大型路面電車用B」レビュー

鉄コレ動力TM-TR05「大型路面電車用B」が発売になりました。商品名には謳われていませんが、実質的には同時発売の京阪80型専用動力です。これまで分からなかった情報が分かりましたので、一覧表を更新しておきます。台車間距離は54.2mmということで、TM-TR01の36.0mmから続く2.6mm刻みを踏襲した数字となっています(後述しますが、51.6mm、56.8mmにも設定可能です)。実車は8,200mmなので1/150では54.7mmとなり、まぁまぁ妥当な数字かと思います。

 

台車間距離 軸距 車輪径 台車枠

TM-TR01

「路面電車用」

36.0 38.6 41.2 9.2 4.0(4.2?) KL11 日車C型 FS78

TM-TR02

「2軸電動車用」

16.0 6.0 ブリル21E

TM-TR03

「路面2連接車用」

43.8

43.8

9.2 4.2 KL13 OK12 NS15

TM-TR04

「大型路面電車用」

43.8 46.4 49.0 9.2 4.2 KS45L KS46L 日車C型

TM-TR05

「大型路面電車用B」

54.2 - - 9.2 4.2 KD204 - -

TM-TR06

「路面3連接車用」

43.8

46.4

43.8

- - 9.2 4.2 NS15

赤字は推測

 

外箱

 

台車間距離はこのとおり

 

箱を開けると、動力車ユニットのほか、トレーラー車ユニット、説明書、台車枠×2両分、床前スペーサー・ドローバーのランナーが入っています。動力ユニットの基本的な構成や台車パーツはTM-TR01からの一連の製品群に準じていますが、床下機器は路面電車以外の鉄コレと同じく、元の製品から外したものを取り付けるようになっている点が大きく異なります。成形色は、動力車ユニット、トレーラー車ユニット、床前スペーサー・ドローバーいずれも黒です。

 

内容物

 

各動力を並べてみます。上からTM-TR01、TM-TR03、TM-TR04、TM-TR05の順です。

 

 

 

 

斜め上から見てみます。床下機器を取り付けるため、これまでの路面動力のようにモーターを囲む位置にウェイトが取り付けられず、その代わり全長の長さを活かして床上にウェイトが追加されています。

 

 

 

T台車側の床板パーツは、よく見るとこれまでと違うものです。

 

 

 

台車間距離が変更できるとは公式に謳われていませんが、例の可変機構は健在です。製品の54.2mmというのは、過去の動力でいうところの「中」設定の状態であり、ピンを外してT台車側の床板をスライドさせれば伸び縮みします。下の写真は、上から「短」(51.6mm)、「中」(54.2mm)、「長」(56.8mm)と変えてみたものです。最初にも書きましたが、TM-TR01の「短」「中」「長」、TM-TR04の「短」「中」「長」、TM-TR05の「短」「中」「長」(但し非公式)は2.6mm間隔で一連のシリーズになることから、これは意図的な設計と考えてよさそうです。

 

 

 

 

床前スペーサー・ドローバーランナーには、京阪という意味なのか「KH」という刻印があります。スペーサー、ドローバーとも同じものが2つずつ収録されており、スペーサーは動力ユニットの前後に取り付けるため2つ必要ですが、ドローバーは言うまでもなく1つで足ります。ちなみに、下の写真で最も上に写っているドローバーは、4年前に事業者限定で販売された京阪80型冷房車のもの、二番目のグレーのものが、今回発売の京阪80型非冷房車のものです。TM-TR05のドローバーは非冷房車付属のものと同じ長さになっています。ドローバーが長いぶん連結面が広がるということではなく、ドローバーを受けるピンの位置が今回から車体中央よりに移設されています。

 

 

 

下の写真は、上から事業者限定京阪80型冷房車、今回発売の京阪80型非冷房車、TM-TR05付属のトレーラー車の床板を並べたものです。下の二つは成形色が異なるだけでモノは同じです。ドローバーを受けるピンの位置が今回から変更されているのが分かるかと思います。

 

 

 

TM-TR05が実質的に京阪80型の専用品だというのは異論がないことだと思いますが、いろいろと解せない点、すなわちもう少し広い範囲への応用も視野に入っているのではないかという点があります。

  • 成形色はグレーでよいはずが黒である
  • 台車枠、T床板、ドローバーがわざわざ付いてくるので、だぶる
  • 床前スペーサーは別部品ではなく、そもそも動力ユニットに成形されていてもよいのでは?
  • 動力ユニットが伸縮可能

例えば、2両連結運転をする嵐電のモボ101は台車間距離が7,930mm、1/150換算で52.9mmとなり、TM-TR05の「短」「中」のちょうど中間サイズになりますね。嵐電への展開はあるでしょうか。また、ドローバーが余る件は期待的拡大解釈をすると、TM-TR05を複数連結して4両、6両…と増やすことも可能だということです。もしや京阪800系やリニア地下鉄製品化への布石か?と思いましたが、それらは台車間距離が11,000mmなのでさらに大型なんですね。まぁ、単に鉄コレ動力の設計思想に沿っただけで深い意味はない、のかも知れません。

 

事業者限定京阪80型冷房車を動力化したいと、今回のTM-TR05を待ちわびていた方も多いと思いますが、私はアルモデルの「鉄コレ動力TM-TR01延長改造キット」を利用して動力化していたので、比較してみました。

 

まずは動力ユニットです。ストレッチの方法が異なるだけで元は同じ動力ユニットですので、性能的にも同等かと思います。

 

 

連結した全長もほぼ同じです。

 

 

 

この写真からも、ドローバーを受けるピンの位置の違いが分かりますね。

 

 

 

この床前スペーサーとドローバーを使って試したくなるのが、連結式の路面電車の再現です。床前スペーサーと、過去の動力のスペーサーは取り付け穴寸法が同一のようなので、TM-TR01に取り付け、京都市電2000形にはめてみました。

 

 

 

結果としては、うまくいきません。床前スペーサーが大きいため車体に入れようとすると長手方向のセンターがずれてしまうほか、ドローバー受けピンの位置が高くなるため水平に引き出すことができません。逆に言うと専用のドローバー対応スペーサーさえあれば連結運転も可能になりますので、今後の製品展開に期待したくなります。(本当にやりたければ自作すればいいだけの話なのですが、レビュー記事ですので、あくまでもともとの製品としてどうか、という視点で書いています)

 

2017.01.15 Sunday

鉄コレ動力TM-TR06「路面3連接車用」発表

TM-TR05の発売を待たずに、次の動力が発表されましたね。TM-TR06「路面3連接車用」ということで、同時発売の筑鉄2000形に適用する製品となっています(改めて私が書くまでもないですね)。

 

恐らくこれまでの動力と部品共用と思われ、目新しさはないかも知れませんが、比較のために一覧表を更新しておきます。

 

台車間距離 軸距 車輪径 台車枠

TM-TR01

「路面電車用」

36.0 38.6 41.2 9.2 4.0(4.2?) KL11 日車C型 FS78

TM-TR02

「2軸電動車用」

16.0 6.0 ブリル21E

TM-TR03

「路面2連接車用」

43.8

43.8

9.2 4.2 KL13 OK12 NS15

TM-TR04

「大型路面電車用」

43.8 46.4 49.0 9.2 4.2 KS45L KS46L 日車C型

TM-TR05

「大型路面電車用B」

不明 - - 9.2 4.2 なし - -

TM-TR06

「路面3連接車用」

43.8

46.4

43.8

- - 9.2 4.2 NS15

赤字は推測

 

付属する台車枠はまだ公表されていませんが、適用車種から推測すると、TM-TR03と同じ3種が選ばそうな気がします(筑鉄2000形の台車はNS15です)。どうなるでしょうか。

 

また、TM-TR06の台車間距離「43.8-46.4-43.8」を150倍すると「6570-6960-6570」となります。筑鉄2000形の台車間距離が「6500-6900-6500」ですので順当な感じですね。ちなみに連接台車間の距離(=C車の全長)46.4mmは、TM-TR04の台車間距離「中」と同じ寸法となっています。

 

 

気になるのは、同系統の譲渡車である広電3000形や、さらには3500形以降の3連接車が製品化のスコープに入ってくるかだと思います。

 

広電3000形の台車はKL13(もしくは類似のKS117)なのですが、台車間距離は「6500-6850-6500」ということで、筑鉄2000形とは中間が微妙に異なります。まぁ、1/150模型においては無視できる範囲といえるかも知れません。

 

しかし、軽快電車以降になると3500形が「6500-6500-6500」、3700〜3900形が「6580-6720-6580」となり、かなり数字が異なってきます。TM-TR06をそのまま流用した製品化というのは考えにくいかも知れませんね。

 

2016.10.09 Sunday

鉄コレ動力TM-TR04「大型路面電車用」レビュー

TM-TR03に続き、鉄コレ動力TM-TR04「大型路面電車用」が発売になりました。直接的には同時発売の阪堺電車モ161形に対応した動力ですが、台車枠が該当のKS45LのほかKS46Lも含まれており、大阪市電やそれをルーツとする阪堺、広電(750形とか)への今後の商品展開を予感させる内容となっています。

 

台車間距離 軸距 車輪径 台車枠

TM-TR01

「路面電車用」

36.0 38.6 41.2 9.2 4.0(4.2?) KL11 日車C型 FS78

TM-TR02

「2軸電動車用」

16.0 6.0 ブリル21E

TM-TR03

「路面2連接車用」

43.8 9.2 4.2 KL13 OK12 NS15

TM-TR04

「大型路面電車用」

43.8 46.4 49.0 9.2 4.2 KS45L KS46L 日車C型

TM-TR05

「大型路面電車用B」

不明 - - 9.2 4.2 なし - -

赤字は推測

 

外箱

 

台車間距離はこのとおり

 

箱を開けると、動力ユニットのほか、説明書、台車枠各種×3組、床下スペーサー、ウェイトが入っています。動力ユニットの基本的な構成はTM-TR01に準じており、台車間距離が伸びているぶん主要パーツが長いものに変更されています。TM-TR03で灰色成型だったプラ部品はTM-TR01と同じ黒成型に戻っています。路面電車の床下は灰色の場合が多いので、灰色成型でもよかったような気がします。床下スペーサーとウェイトはTM-TR01と全く同じものでした。

 

ブリスターの凹みと動力ユニットとの隙間がスカスカで、逆さに箱から出すと動力ユニットがブリスターからすっぽ抜けて落下してしまうため注意が必要です。TM-TR01では台車間距離が「中」の状態で梱包されていましたが、TM-TR04では「短」の状態となっていました。

 

内容物

 

動力ユニット、床下スペーサー、ウェイトの比較

左:TM-TR04  右:TM-TR01

 

各動力を並べてみます。言うまでもなく、上からTM-TR01、TM-TR04、TM-TR03の順です。

 

 

 

上から見ると、こんな感じです。特に目新しい点はないかと思います。

 

 

 

台車間距離を変えて撮影してみました。上から「短」「中」「長」の順です。

 

 

 

 

今回の阪堺モ161形は「短」設定で使用するようになっており、とすると、「中」「長」でどのような車両が該当することになるのか気になります。

 

「中」の例としては、阪堺モ601形、モ701形の台車間距離7000mm(1/150で46.7mm)が考えられます。3Dプリンタで作った車体に早速はめてみました。ほぼバッチリです。

 

阪堺モ601形

 

広電800形のような単車は台車間距離6760mm(1/150で45.1mm)なので、本当は「短」と「中」の真ん中くらいですね。下の写真は「短」設定ではめています。(製作記は後日)

 

広電800形

 

「長」に関してはあてはまりそうな車両はなんでしょうか。京阪80形はさらに長く台車間距離8200mmで、TM-TR05が新規設定されましたね。

 

いずれにしても、これで路面電車の模型化の幅が大きく広がりました。

 

2016.09.18 Sunday

鉄コレ動力TM-TR03「路面2連接車用」レビュー

鉄コレ動力TM-TR03「路面2連接車用」が発売になりました。直接的には同時発売の熊本市電5000形に対応した動力ですが、台車枠が該当のOK12のほかKL13、NS15も含まれており、西鉄軌道線ファミリーへの今後の商品展開を予感させる内容となっています。

 

台車間距離 軸距 車輪径 台車枠

TM-TR01

「路面電車用」

36.0 38.6 41.2 9.2 4.0(4.2?) KL11 日車C型 FS78

TM-TR02

「2軸電動車用」

16.0 6.0 ブリル21E

TM-TR03

「路面2連接車用」

43.8 9.2 4.2 KL13 OK12 NS15

TM-TR04

「大型路面電車用」

43.8 46.4 49.0 9.2 4.2 KS45L KS46L 日車C型

TM-TR05

「大型路面電車用B」

不明 - - 9.2 4.2 なし - -

赤字は推測

 

外箱

 

台車間距離、軸距はこのとおり

 

箱を開けると、動力ユニットのほか、説明書、台車枠各種×3組、床下スペーサー(Nと刻印)が入っています。動力ユニットは基本的な構成はTM-TR01に準じていますが、プラが灰色成型となったほか、台車間距離が伸びているぶん主要パーツが長いものに変更されています。このあたりは、近く発売されるTM-TR04「大型路面電車用」との共通パーツもありそうです。

 

内容物

 

気になる連接部はこのようになっています。連接部分は台車を含め動力側と一体であり、連接台車からも集電します。

 

連接部アップ

 

動力側でないT車側の床板は連接部のセンターピンにスナップされているだけですので、引っ張れば簡単に外れます。もし今後三連接車が製品化された場合、中間車の床板を間に割り込ませればよさそうです。

 

外したところ

 

連接部のT台車と、T車側のT台車は、単純に集電板の有無が異なるだけのようです。T車側の台車は、製品化が予告された京阪80形用動力ユニットのT車にも使われそうですね。

 

左:連接部の台車  右:T車側の台車

 

公式には謳っていませんが、この動力ユニットでも伸縮機構を動かすことができます。これは単にTM-TR04と部品を共通化しているからだと思われ、デフォルトの台車間距離43.8mmからストレッチすると、動力ユニットの集電板の長さが足りずに連接台車から外れてしまいます。集電板の長さがTM-TR04より短いのは、長いと連接部で干渉するからなのでしょう。また動力ユニットだけ伸縮できてもT車側床板は変えられないため、あまり意味はないかもしれません。

 

1段階ストレッチ(台車間距離46.4mm)

 

2段階ストレッチ(台車間距離49.0mm)

 

あえて夢を見るならば、国内の連接車を見渡してみると福井鉄道880形、770形が台車間距離7250mm、1/150スケールで48.3mmとなり、2段階ストレッチした49.0mmで対応できそうに思えます。妄想は膨らみますね。

2013.07.04 Thursday

路面電車の点灯化

幾つか路面電車を自作したりキットを組み立てたりしてきましたが、それらをまとめて、ヘッドライト、テールライトの点灯化を実施しました。

冴えない加工ではありますが、何かの参考になればと思い、岡山電軌3000形を例にその手順を書いてみます。いずれも鉄コレ動力路面電車用を対象としています。チップLEDひとつひとつにリード線をハンダ付けするのは骨が折れるので、生基板上にハンダ付けして点灯基板を製作するという方法です。


1.まず前加工として、鉄コレの東武日光軌道線100形にはテールライトの穴が開いていないため、Φ0.6の穴をあけて、Φ0.5の光ファイバを挿し込み、先端をクリアレッドに塗っておきます。

2.ヘッドライト、テールライトの位置を、ざっくりと採寸します。



3.採寸した寸法を基に、チップLEDを固定する基板をデザインします。鉄道模型は進行方向右側が+極ですので、その向きでヘッドライトが点灯、逆向きでテールライトが点灯するようにLEDの極性を決めます。今回はヘッドが1灯、テールが2灯ですが、抵抗は共通で510Ωを選びました。(ヘッド2灯、テール2灯の車両は330Ωにしています)



4.基板のデザインをステッカーシートに打ち出し、生基板に貼ります。私が使用している生基板は、サンハヤトの紙フェノールのものです。



5.糸鋸で切り出します。



6.赤線のところをカッターナイフでなぞり、基板をケガキます。




7.ケガキ線をPカッターで掘り込みます。(単純なパターンなので、エッチングするわけではありません)



8.車輪からのリード線を通す穴をΦ0.4で開けます。+と−の二つです。




9.リード線を通します。私が使用したのはこばるのポリウレタン銅線クリアです。



10.リード線ごと、基板表面をモリモリとハンダで覆います。一旦パターンが埋まってしまいますが、気にしません。




11.ハンダ吸い取り線で、盛ったハンダを吸い取ります。このとき、リード線を固定しているバンダは残しておきます。ハンダを取り過ぎるとリード線の固定まで外れてしまいます。



12.チップ抵抗をハンダ付けします。ハンダは基板上にメッキしてあるため、チップ抵抗を基板上に置き、ピンセットで押さえたまま基板側を半田ごてで熱してやると、うまくつきます。




13.同様にチップLED(白色)をハンダ付します。裏面の凸表記でとんがっている方が−側です。表面も−側に点がうっすら見えるため、慣れれば裏返して極性を確認する必要はありません。私がいつも使っているのは、秋月で購入したOSWT1608C1Aです。人によっては青みが強いと感じるかも知れません。





ここまで取り付けたら、各素子がちゃんとハンダ付されていること、パターン間で短絡していないこをテスターで確認します。点灯基板はこれで完成です。意外と短時間で簡単にできます。


14.次に、鉄コレ動力から給電してもらうための基板を製作します。ここではユニバーサル基板の穴4連分をカットしましたが、点灯基板と同じく生基板から作ってもよいと思います。






15.そのへんにころがっているカプラーバネと、点灯基板からのリード線を一緒に、14で切り出した基板にハンダ付けします。カプラーバネを鉄コレ動力のT台車上の集電板に押し付けることで、給電します。鉄コレ動力は無加工で済みますし、付け外しも阻害されません。



16.点灯基板のチップLEDの周囲に、光漏れ抑制のため、熱収縮チューブを輪切りにしたものを貼り付けます。実際に収縮させるわけではなく、光漏れ抑制効果も限定的です。また、テールライトLEDの表面をクリアレッドに塗っておきます。






17.車体に取り付けます。点灯基板は熱収縮チューブを介して前面裏に、給電基板は屋根裏にそれぞれクリアのゴム系接着剤で固定します。




18.点灯状況を確認します。ヘッドライトは、好みでもう少し黄色っぽく着色したほうがよいのかも知れません。






このような加工を6両分一気に施工しました。実にチップLED46個を消費しましたが、慣れてくればそれほど手間はかからないものです。


2013.04.27 Saturday

パンタグラフ

欧州型路面電車を製作するとき、幸いなことにKATOからポートラムのパンタが分売されているため、専らそれを利用してきました。上枠がV字形態のパンタの入手性という点ではこれが一番かな、と思っているのですが、同じKATOから「氷河特急」("Glacier Express"をなぜ「特急」と訳してしまうのでしょう?)としてRhBのGe4/4IIIが製品化され、そのパンタも分売されたということなので、試しに購入してみました。そういえば、EF200もKATOでしたね。


Left: Pantograph for RhB Ge4/4III
Right: Pantograph for Toyama Light Rail

上のパッケージ写真は、左がGe4/4III、右がポートラムです。GE4/4IIIは2基入りで¥525、ポートラムは1基+車体間の棒(ダンパ?)2本入りで¥420となっています。





Left: Toyama Light Rail
Right: RhB Ge4/4III
The designs of both pantographs are different.

パッケージの写真と逆順で恐縮ですが、並べてみました。ポートラムのほうが、腕は長く、シューとベースは小さくできています。車体に取り付けるピン配置も全く異なり、双方のパンタの模型としての設計上の共通点らしきものは見当たりません。ちなみに、Ge4/4IIIは欧州型としてはイレギュラーなことに1/150ですので、ポートラムと同縮尺のはずです。



Upper limit

上昇限界まで上げてみました。こうやって比較すると、明らかにポートラムのほうがトラムらしいフォルムに見えますね(主観ですが)。

2012.08.25 Saturday

都電8800形

MODEMOから発売された都電9000形を買ってしまいました。コンパクトにまとまった車体デザインがよく再現されていて、とても好感のもてるモデルです。

ネット通販で購入したため手元に届いてから状態確認したところ、パンタ側のヘッド・テールライトが点灯しませんでした。動力を車体から外して確認すると、モータの端子から生えているライト用集電板(床板固定)と、それをうけるライトユニット基板側の集電板(車体固定)が接触していないようでした。ライトユニット側の板をきつめに折り曲げて組みなおすと(実際には組んだりばらしたりを何度も繰り返したのですが・・・)、無事点灯するようになりました。

接触部の構造がシビアなので、同様の症状が発生している方もいるのではないかと思います。まぁ、本来はメーカー送りで無償修理対応してもらうのがいいのでしょうね。


Tokyo Metropolitan Government tram Type 9000


Type 9000 and Type 8800

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2011.12.01 Thursday

広島電鉄350形動力化

一昨日に購入した鉄コレの広島電鉄350形、ストックしてあった鉄コレ動力で早速動力化してみたものの、なにかおかしい・・・

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