2014.03.30 Sunday

阪堺 モ161形[その6−おまけ]

ブラスキットでは、以前にあまぎの富山地鉄14760形を組んだことがありました。ただ、それほどハンダ付け箇所がないキットだったことや、私の組み精度もあまり高くなく雑に仕上がってしまったこともあり、準備も含めてしっかり組み立てに取り組んだのは今回が初めてです。


組み立てに際し、ワールド工芸のサイトを参考にして道具を揃えようと思いました。

まず、ハンダごては40Wで十分と書いてあります。手持ちの電子工作用こてが40W(電子工作にはやや強力すぎる?)だったので、こて先のみ交換することにします。同サイトの教えに従い、ホームセンターでΦ4の銅棒を買ってきて、7cmに切断しました。




先端は、ヤスリでゴリゴリ削って形状を整えます。



サイトには金床で叩いて組成を密にしないとすりへる旨のことが書かれているのですが、ウチの中を見渡しても「金床」に相当しそうなものは何もありません。まぁ、すり減って困るくらいガシガシハンダ付けする組み立て分量でもないと思ったので、叩く工程は省略しました。

モ161形を1両組み立て終えた後のこて先が、下記写真です。



見えづらいですが、確かに多少痩せたり欠けたりしているように見えました。ただまぁ、この程度であれば、キット組み立てのたびに先端を整える(もしくは銅棒から新たに切り出す)というやり方でも間に合いそうです。むしろ、他の形状のこて先(L字のものとか)が欲しくなりました。


もうひとつ、ブラスキットの組み立てにおいて必ずと言っていいほど必需品に挙げられるのが、マッハ模型の「キサゲ刷毛」です。いい道具に対してはなるべくケチらないようにしているのですが、やはり¥3,000という価格は、そう簡単に手が出ません。そのうえ、刷毛先端を整えるためにグラインダーが必要だと言われると、余計に悩んでしまいます。

何かで代用できないかと思いネット検索したところ、パイプにワイヤを挿し込んでカシメるという方法を実践されている方がいて、私も真似してみました。

まずホームセンターで測り売りのステンレスワイヤー(太さ違いで2種類)を、最低単位の10cmで購入しました。店員さんに「何に使うんですか??」と怪しまれてしまいました。



購入後、ニッパでさらに短く切ったステンレスワイヤーをウチにあった真鍮パイプに挿入してみます。このとき、ステンレスワイヤーのよりがほぐれてバラバラになってしまいがちなので(バラバラになると素線の先端が揃わない)、何度かやり直しました。

そして圧着工具でカシメます。パイプの両端で飛び出し量の長さを違えてみました。


一応、キット組み立て中に何度かこれを使いました。キサゲ刷毛的なものが安く入手できたのはいいのですが、あくまで代用品でしかないので、性能面でどうかと言われると微妙なところです。


道具の話はこれで終わり。


先日、所用で神戸方面を訪れた際、たまたま開催されていた鉄道模型イベントに立ち寄り、レールクラフト阿波座さんとお話させていただきました。

伺ったところによると、モ161形のキットは、碍子が横向きの旧型パンタの組み立てが難易度大とのこと。確かに今回の私の場合も、8つある碍子のうち1箇所でパーツの折り曲げ方向を間違えたため、切れてしまったということがありました。(単におっちょこちょいなだけ?)

その他、モ351形の試作品や山陽電車なんかも展示されており、欲しくなってしまいます。(モ351形の販売までには、まだ少し時間がかかりそうな感じでした)







本題から外れますが、鉄コレで阪堺1001形、堺トラムの「茶ちゃ」が発売されました。緑色の箇所を紫に変えればそのまま「紫おん」になりそうだったので、早速やってみました。紫には、ガイアの「コンテナレッド」にクレオスの「スカイブルー」を混ぜたものを使っています。









2014.03.15 Saturday

阪堺 モ161形[その5−塗装、仕上げ]

一通りハンダ付けが終わったので、塗装に移ります。まずはセオリー通り(ですよね?)、サンポールで洗いクレンザーで磨きました。ウチにはサンポールがなかったのでこのためだけに購入したのですが、たぶん、一生ハンダ付けしても無くならないようなたっぷりの量で困ってしまいます。(長らくほったらかしにしていた京阪80形用動力延長キット(手前)も一緒に処理します)




車体はRMMの塗装ホルダーにピッタリはまりました。



まずは、マルチプライマー → サーフェーサーEVO(いずれもガイアノーツ)の順に吹いていきます。オデコパーツと屋根との継ぎ目に隙間が残っていることは分かっていたので、ここでパテ埋めしました(単にハンダできれいに埋められるだけの技量がなかったということです)。




次に、屋根上パーツ類の色としてGMカラー「灰色9号」を吹き、残したい箇所だけマスキングゾルでマスキングしてから屋根自体の色としてGMカラー「ねずみ色1号」を吹きました。手持ちの古い資料(保育社カラーブックス「南海」)を見ると、屋根上は全体的に1色のみで特に塗り分けられている様子はなかったのですが、模型的な見た目を考慮して敢えて塗り分けました。

普通は塗り分けてから組み立てるものなのでしょうか??




雲塗装の雲部分は、説明書の記載に従いGMカラー「白3号」とします。このとき、ちゃんと屋根だけマスキングせず中途半端に車体上部まで隠してしまったせいで、変なところに塗り分け線の跡が残ってしまうことになりました。この辺りの雑さが我ながらイヤになります。




雲塗装はマスキングシートがキットに付属しているため、それをそのまま使いました。前面と側面とに分かれているマスキングシートがうまく重なるか心配だったのですが、重ねしろが大きく取ってあり、そこは全く問題ありませんでした。

問題だったのは、シートの密着性です。ドアのくぼみに密着させようにも、ステップの出っ張り(凹んでない部分)に引っ張られてしまいます。車体裾だけ分割して別途マスキングしたくても、雲が意外と深く切り込んでいる箇所があり、雲のマスキングシートが千切れてしまいそうになります。また、前面は前面でバンパーの出っ張りに引っ張られてしまいます。



そんなわけで、クレオスの「スカイブルー」(説明書では「ライトブルー」が指定。買い間違えました)を吹いたところ、結局何箇所か吹き込みが発生してしまいました。ここに至って、かなりショックです。






こうなってしまってよくよく考えると、前面のバンパーなんて最後にボンドで取り付けてもよかったのかも知れません。もしくは、青を先に塗ってから青部分をマスキングした方が、前面、側面とも、マスキングシートの浮き上がりを防止できたような気もします。

そんなことをいまさら言っても後の祭りですので、吹き込み箇所はタッチアップでお茶を濁しました。最後にデカール類をペタペタ貼って、クリアをひと吹きしておきます。




ヘッドライトは、前回の記事にも書いたとおり、GM旧国キットの砲弾型ヘッドライトを使うことにしました。パーツのセンターがずれないようにΦ2のドリルでざぐり、いつも使っている1608のチップLEDが入るようにします。砲弾の後方部は不要なので、前側だけ切り取りました。




ステーっぽく帯板を半周巻きつけ、配線用の穴をΦ0.3で開けておきます。




チップLEDにポリウレタン銅線をハンダ付けしたものを装着します(汚い手が写っており、申し訳ありません)。そのままでは正面からLEDの形状が見えてしまうため、サンドペーパーですりガラス状にした透明プラ板を円形にカットし、表からはめ込みました。




テールライトは以前の路面電車の点灯化手法と同じく、生基板に直接チップLEDと抵抗をハンダ付けしました。ヘッドライトからの配線は、この基板上でテールライトと逆並列に接続します。




屋根裏はこんな感じです。とてもきれいとは言えませんね・・・ 赤と黒のリードは、床板の集電板にハンダ付けしてしまいました。



窓ガラスを入れてから、車体と床板を組み合わせ、完成です。











2014.02.23 Sunday

阪堺 モ161形[その4−車体組み立て2]

車体組み立ての続きです。

ヘッドライト脇のステップを取り付けるため、穴を開けます。説明書には書いていないのですが、オデコパーツの裏に穴位置のガイドがありますので、裏側から開けていきます。




さて、素組みだと面白くないので、手持ちの他の路面電車に合わせてヘッドライトとテールライトの点灯化ができないか考えてみました。

ヘッドライトはロストワックスのオデコパーツと一体となっています。点灯化のために内部をくり抜きたいのですが、点灯面積が大きい昔ながらのヘッドライトなうえ、硬いし薄いしでうまく穴あけできそうにありません。また、チップLEDを仕込むにも加工しづらそうです。

そういえば、以前作ったGM旧国キットのパーツが余っていることを思い出しました。絶縁とか加工のしやすさを考えると、ここはプラパーツをあてがうことにします。




オデコパーツからはヘッドライトをちょん切ってしまいます。




そして、これまで作ってきたボディにオデコパーツをハンダ付けし、継ぎ目をヤスリでゴリゴリ削ります。真鍮キットの経験がほぼないに等しいので、これでいいのかどうか、よく分かりません。なんだかテカテカになってきました。






続いて屋上パーツです。失敗してもいいように、まるまる予備が1組付いています。とても親切です。(↓ 写真を撮る前にヒューズボックスを一つ組み立ててしまったため、変な写真ですみません)




ヒューズボックス、配管、取付足は一体になっていて、各部を折り曲げて立体にしていきます。






あれっ、配管の足が穴に入らない。



と思ったら、配管を縦方向に曲げるようでした。




こんな感じで屋根にピッタリはまります。配管の取り付けにはゼリー状瞬着を使うよう説明書に書かれていますが、私が買ったゼリー状瞬着は大きくて車体内側に入らなかったため、結局ハンダで固定しました。





同じように、パンタ台、ランボードも固定します。





最後はテールライトの取り付けです。ガイコツ型テールライトのロストワックスパーツが4個付属していますが、特にレンズ穴が開いているわけでもないため、まずはΦ0.5のドリルで穴を開けました(トレジャータウンのレンズ付きガイコツテールのパーツは、高くて手が出ませんでした)。下の写真は左から「キット付属の状態(横向き)」「背面の湯口をカットした状態(前向き)」「レンズ穴開口後(前向き)」です。




苦労して不慣れなハンダ付けを一旦終えたのですが、テールライトの先がそっぽをむいてしまっているのがやはり気になります。上から見るとカニの目みたいです。



結局一旦テールライトパーツを外し、裏を斜めにヤスってから付け直しました。これだけの作業にかなり時間をかけてしまいました。






2014.02.16 Sunday

阪堺 モ161形[その3−車体組み立て1]

車体を組んでいきます。


車体は、外側の両側板と屋根が一体になって折り曲げプレスされているものと、左右に分かれた内貼りを合わせていきます。




内貼りはランナーに付いたままランナーの折り曲げ線で90度に曲げることで、そのまま外板パーツと位置合わせができます。




こんな感じです。↓




外板と内貼りの位置を合わせたのち、ランナー同士がずれないようにビス留めしてから、ハンダで仮止めします。そして、ランナーを切り離します。



その後、内側からハンダを流してしっかり固定します。



「ガーン!」(表現が古くさくてすみません)と、ここまで固定してから外板と内貼りがずれていることに気付きました。これだけ親切なキットにも関わらず、失敗するの巻です。

こちらがずれてない方の側面です。↓



こちらがずれてしまった方です。左端ドアのドアレール(?)とウィンドウシルの位置関係を見ると、一目瞭然です。(内貼りを斜めに固定してしまったというワケです)




しっかりハンダを流して固定してしまった後なので、もはや私の技術では内貼りをはがせそうになく、なくなくこのまま続行することにしました。

気を取り直して前面を固定します。前面もプレスされており、側面に回り込んでいる部分を先ほどの内貼りののりしろに固定します。パーツだけ見ると地方私鉄車両の顔みたいですが、下部両側の穴はテールライトではなく、バンパー固定用の穴です。




そして、内側の窓枠を付けます。今回は雲塗装のため外板と窓枠を塗り分ける必要はありませんが、場合によっては塗装後に接着したほうがよいこともありそうです。

内貼りを斜めに取り付けてしまった箇所はそのままでは窓枠が収まらないため、窓枠の外辺をわずかにカットしました。ちなみに窓枠太さは上下で異なるようで、太いほうが下側になります。




非常に分かりにくいですが、下の写真で中央ドアより左が窓枠設置前、右が窓枠設置後です。




バンパーと方向幕をハンダ付けし(写真を撮り忘れていました)、ロストワックスのおでこパーツを仮バメしてみました。阪堺電車らしくなってきました。





2014.01.25 Saturday

阪堺 モ161形[その2−動力組み立て]

取説は車体、パンタ、動力の順に組み立て方法が書かれていますが、興味があったので動力から組み立てていくことにしました。(以下の手順は、あくまで私がやったことのご紹介であり、必ずしも正しい組み立て方を説明しているものではありません)


KATOの小型電車用動力のうち、台車、モータ、ギヤの流用が指定されており、手元にあった「通勤電車2」を利用します。



まずはバラします。下の写真のうち、左側が流用するもの、右側が不要なもの、というつもりだったのですが、右上のウォームカバーは使います。私は後で気づいて、捨てたんじゃないかと焦りました。




台車枠はキットのものを貼り付けることになるため、薄く削っていきます。取説には厚さ0.8mmまで削ると書かれていますが、なかなか厳密に0.8mmを実現できそうになかったので、集電板のピボット軸受けが透けて見える程度を目安に削ることにしました。リューターで荒削りしたあと、平ヤスリで整えています。右が削る前、左が削った後です。



次に、床板を組み立てます。こんな感じでランナーに付いています。



切り取ります。



台車からの集電板(+・−)とボディとが、それぞれ導通しないように絶縁用のシールを貼ります。下の写真では、先に床板を折り返してしまっていますが(どの面に貼ればよいのか分からなったので)、折る前に貼った方がいいです。シールは恐らくインクジェット用のラベルシールそのもので、特に切れ目は入っていませんので、カッターで丁寧に切っていきます。





こんな感じです。一旦折り返した部分を、シールを貼るために折りなおしたら折り目が切れてしまい、ついでに各部をハンダで留めてしまいました。床板の右上にあるのはモータのブラケットで、これは一部折り曲げた箇所をハンダで補強するよう指示されています。



ブラケットの裏側も絶縁します。




集電板をランナーから切り離します。窓枠や排障器と同じ薄い板(燐青銅板?)にまとめられています。





モータの電極に接続する箇所を立ち上げます。




集電板を床板に止めるためのΦ1.0プラ棒(付属)を、3mmの長さに4本カットします。




絶縁シールにはドリルで穴を開けておき、床板裏からプラ棒を差し込んだのち、垂直になっていることを確認して裏から瞬着で固定します。




集電板をプラ棒に嵌めます(嵌めるだけで固定する必要はありません)。集電板は両端を台車に押し付ける必要があるため、弓なりにクセを付けました(取説に指示あり)。




モータをブラケットにビス止めし、ブラケットごと床板と固定します。集電板の立ち上がり箇所と床板とのクリアランスが非常に小さく心配になったので、接触しそうな場所に自主的に絶縁シールの余りを貼って不用意にショートしないようにしました。



動力台車を床板の穴から出しておき、動力台車とウォームギアで床板を挟んでウォームカバーで留めます。




トレーラー台車のほうは、十字状の開口部に挽物のセンターピンを嵌め、ビスで床板に固定します。下側にくるワッシャはエッチングパーツが4個取れるようになっていますが(この記事の上から4番目の写真、パーツNo.112)、私の場合は1個使用するだけで済みました。




こんな感じに組み上がります。






基本的な駆動部分はKATOのパーツ流用であり、真鍮床板で重量を稼げることもあってか、かなり快調に走ります。路モジ運転会でも、ご迷惑をおかけすることはなさそうです。

台車が目いっぱい首を振ったとき、台車の左右の集電板がともに床板に接触してショートするのではないかと不安を感じているのですが、私が確認した限りでは、一応、TOMIXのC103を通過できました。

2013.12.04 Wednesday

阪堺 モ161形[その1−開封]

蒲田の日本鉄道模型ショウで南洋物産ブースを見ていたとき、Bトレの前面を利用して側面をストレッチする「のびるくん」の阪堺モ501形用商品を見つけました。阪堺だったらBトレの車幅でも大丈夫かな、と思ったものの、結局買わずに終わってしまいました。

それからなんとなく阪堺電車のことが気になって、レールクラフト阿波座のHPを見ているうちに、手を出してしまった次第です。動力に指定されているKATOの「Bトレ動力」が、たまたま手元に余っていたことにも後押しされました。


商品は、塗装や屋根回りの新旧で幾つかバリエーションがあるのですが、私が購入したのは「旧仕様・雲塗装・青」でした。未塗装キットなのに色別に商品が分かれているのが不思議で、電話でレールクラフト阿波座に問い合わせたところ、色によって車番が異なるため付属のデカールが分かれている、ということで、なるほどと納得した次第です。


"Hankai Tramway Type MO-161" N-scale brass kit released by "rail craft awaza"




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ブラスキットの経験は殆どなく、うまく組めるかどうか正直なところ不安ですが、時間をかけてゆっくり取り組みたいと思います。


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