2014.08.09 Saturday

神ノ木停留場[その5−踏切、仕上げ]

踏切の警報機は赤色灯がなく、進行方向の矢印だけが表示されるタイプです。市販のパーツの何が使えるか見繕い、ジャンク箱に入っていた津川の踏切警報器から矢印表示器を、GMの信号機からベースとハシゴ、頭のトンガリをそれぞれ切り取って使うことにしました。柱はΦ1のプラ棒を塗装しています。






実際に神ノ木停留場を訪れてみると、下を走る南海高野線の踏切と合わせて、ひっきりなしに警報機の「カンカン♪」という音がなっていることに気付きます。せっかくなので、このモジュールでも電車通過時に警報機音を鳴らすことにしました。

最初は、子どもの雑誌の付録にあった音の鳴るオモチャを音源に使おうかと考えたのですが、踏切警報音の特徴である和音を再現するのは難しそうでした。ここは簡単のために、ジオコレのサウンドユニットを使うことにします。このサウンドユニットの警報音は神ノ木のそれに似ているように思います。

警報音を鳴らすトリガは電車がモジュールに入ること、警報音を止めるのは電車がモジュールを出ることにし、モジュールの出入口にセンサを設けます。軌道回路で在線検知をする方法は、既存の路モジATSを邪魔してしまう心配があったため、レールはまったくいじらず赤外線で検知する方法をとることにします。

まず、架線柱に表面実装の赤外線LEDを2個直列に取り付けました。点灯状態は目では分からないのですが、デジカメを通すことで視認可能です。





架線柱はモジュールの両際に建てることとなり、運転会で破壊される可能性が高いことからベースに固定せず、脱着可能(破壊されても修復しやすいように)にしています。

受光側はレール間にフォトトランジスタを設置し、それをトランジスタで増幅のうえメカリレーを駆動するようにしています。ロジックはすべてリレーで組みました。(マイコンより安価なので)

鳴り始めてから鳴りやむまでを1モジュール310mm以内で処理している関係で、鳴る時間が非常に短い(「カン、カンッ」て終わり)のが残念なところです。前後のモジュールにセンサを置けるといいんですけどね。


その他こまごまとしたところでは、民家はGMキットの素組みで、但し塀や基礎の追加によって変化をつけてみました。フェンス類はすべてCASCO、高野線の架線柱はフローベルデのものを使っています。








まぁ、こんな感じですかねー。相変わらずヘタクソな仕上がりにうんざりしてしまいますが、とりあえずは運転会でご迷惑をかけることはなかったので、ヨシとします。

2014.07.20 Sunday

神ノ木停留場[その4−ガーダー橋、ホームの続き]

神ノ木停留場の見せ場ともなるのが、高野線を跨ぐガーダー橋です。(見せ場というにはこぢんまりしていますが・・・)

神ノ木に使えるんじゃないかと思って3年ほど前に買ったGMのガーダー橋を引っ張り出してきたものの、いざ路モジサイズに収まるように考えてみても、長さ、高さともうまく合いません。そもそも形状がずいぶん異なります。実物がそれほど複雑ではありませんので、プラ板から自作することにしました(実物にしたところで、ただの鋼板の組み合わせでしょうから)。




強度を考慮して基本はt0.5のプラ板から切り出しました。一部のみt0.3にしましたが、全体的にそれほど強度は必要なく、全てt0.3でよかったかもしれません。橋桁がない状態でレールに車両を載せてもレールが荷重を前後に逃がして橋桁自体が重さを支えることにはならないため、この程度のスパンなら実用的な強度はほぼ必要なさそうです。





両脇の手すりは、TOMIXのミニホームセットから転用しました。長さを調整し、端部を丸くヤスってそれっぽくしてあります。本来は長い橋げたと短い橋げたとで手すりはつながっているのですが、柱のピッチが合わず不自然になりそうだったので、敢えて二つに分けてあります。



線路の下に嵌めてみました。

ガーダー橋の上にあたる部分のフレキシブルレールの枕木パーツは、シースルーの効果を狙って片側だけすべて切り離しました。下の写真で、製品のままだと上の状態のところ、2連になっている枕木を繰り離してしまいます。切り離した側を、目につきやすい複線の外側レールに充てています。




ホーム屋根の波板は自作するわけにもいかず、パーツの流用です。GMの路面電車停留所の屋根は波のピッチが細かくてよいのですが、柱側でカーブを描いているので形状が異なります。GMの対向式ホームやKATOのホームは波のピッチが粗過ぎ、TOMIXのミニホームでは幅が足りません。結局、TOMIXの対向式ホーム近代型から必要な部分をカットしました。幅が狭いのが下り線、広いのが上り線です。




ホームの柱、梁、壁、基礎(柱や壁の)はプラ板から作りました。壁は二枚重ねで、二枚の間に照明の遮光のためのアルミテープを貼り、照明のリード線を通しています。サイン類は実物の写真を縮小印刷したものを貼りました。ちょっと罪悪感のある方法のように感じましたが、「白が白じゃない」ということでいかに見栄えがよくなるか、今さらながら気付いた次第です。




構内踏切の踏板はこんな感じです。

2014.07.16 Wednesday

神ノ木停留場[その3−階段、ホーム]

地上から築堤上のホームに上る階段は、上下線にそれぞれひとつずつあります。下りホームにつながる南側の階段が直線状なのに対し、上りホームにつながる北側の階段は2箇所で曲がりながら斜めについており、どのように再現すべきか悩ましいところです。

階段のステップは手持ちのペーパーキットの厚紙の余白を重ねて表現し、その両脇にプラ板で仕切りを設けました。曲がっている方の階段仕切りは現物合わせのため、いびつになってしまいました。




ホームにはGMの路面電車停留所キットを使います。ここでも、下り線ホームの幅が狭く上り線ホームの幅が広いという違いがあり、下りホームを詰めた残りを上りホームに貼るなどして幅を調整しました。スロープ部も必要な長さに切断します。路盤からの高さは、スチレンボードとプラ板とで調整しました。はっきり言って、ここまで加工するなら最初からすべてプラ板で作った方が手っ取り早かったかと思います・・・








レールはユニトラックのS62を半分に切断したものを両端におき、間をフレキシブルレールの枕木でつないで、レールは310mmぶん一本で通しました。これはもちろん、高野線を跨ぐガーダー橋部分でバラスト表現の道床が不要だからです。




ホームとレールとを置いてみました。フレキシブルレール保管時にクセがついてしまって、レールが左右に曲がり気味なのは、このあと片側のレールの向きを入れ替えることで矯正しています。


2014.05.28 Wednesday

神ノ木停留場[その2−橋脚、歩道]

前回からずいぶんとあいてしまいました。

このような立体的なモジュールの場合、どこから手をつけていいものやら悩んでしまいます。順当にいけば高野線のレール周りを先に作ってしまうのでしょうが、天王寺駅前寄りのレンガ橋脚とも関係するため、先にガーダー橋の設計をしたほうがよさそうです。レンガ橋脚とガーダー橋は、市販のパーツの転用も検討していたため(結局自作することになるのですが)、手始めは住吉寄りのコンクリート橋脚ということになりました。

ちなみに、昔は住吉寄りもレンガ橋脚で、一連のガーダー橋だったのが(手持ちのカラーブックスによる)、1993年に下を通る道路の拡幅に合わせて二連のガーダー橋に架け替えられ、住吉寄りはコンクリート橋脚へ改築されたようです。




築堤の擁壁はt1.0プラ板の2枚重ね、橋脚本体はt0.5プラ板を組み合わせて作りました。カドは軽く面取りをして、コンクリート構造物っぽくしてあります。一部灰色になっているのは、プラ板が歪んだ凹みをパテ埋めしたというだけで、特に深い意味はありません。



表面はサーフェーサーを荒く吹いてザラザラにしたうえから、いつものタミヤカラー「デッキタン」を吹き、エナメルで軽くウォッシングして仕上げました。


コンクリート橋脚の下にくる歩道部分は、コンクリートタイルが格子状になっているタイプです。高野線が斜めに交差している角度、道路の角度、タイルの角度がそれぞれバラバラなこともあり、市販パーツではなくt0.5プラ板をPカッターでスジ彫りして作ります。余談ですが、プラ板をケガくために型紙を切り刻むことになり、ケガいたあとにタイルの数だけ型紙を1枚1枚はがすのが面倒なところです。






仮置きするとこんな感じです。

2014.04.13 Sunday

神ノ木停留場[その1−設計]

かなり昔の話ですが、鉄コレ第3弾のブラインドパッケージをエイヤで買ったとき、首尾よく南海21000系のモハ21004(極楽橋向きのパンタ無しの車両)が出てきました。しかし、その後相方のモハ21003のほうを引き当てるための勇気もなく、使い道のないままのモハ21004が手元に残ってしまっていました。

何年か経って路モジを始めるようになり、モハ21004を有効活用できないかと構想を温めていたのが、阪堺上町線の「神ノ木停留場」です。上町線は神ノ木の前後で築堤に上り、南海高野線をオーバークロスします。その風景としてモハ21004が登場することを考えたわけです。


先日、大阪方面へ出かける用事があったため、資料集めに神ノ木まで行ってきました。幾つか写真を並べてみます。



Hankai Tramway Osaka - Kaminoki Stop and Traditional tram type161




Hankai Line crosses over Nankai Koya line at Kaminoki






今回はあまり大きなモジュールにするつもりはなく、素直に直線モジュール1台分にしようと思います。一方、アンダークロスする南海高野線のほうですが、(線間隔25mmの路モジ規格か33mmのオルタネート規格か、他のモジュールとの接続できるようにするか単独で済ますか、等々の選択肢があり得ます。地図や現場の雰囲気を考慮していろいろと考えた結果、上町線と高野線は直交しているのではなくやや斜めに交差しているところがポイントのように思えてきて、基本的には高野線側は厳密なモジュール規格とはせず、ただし一応定尺レールを使うことで運転に組み込めるようにしました。

ざっと図面を描いてみます。



築堤から手前に降りる階段に長さが必要なのと、高野線側に定尺レールを使う関係で、奥行きは標準の210mmではなく237mmとなり、若干手前に張り出します。

手前から見るとこんな感じです。



既にモ161キット製作中の撮影台に何度か登場していますが、板材を使って骨格まで組み立てました。



上の写真を見ていただければお分かりの通り、結局モハ21004の相方であるモハ21003も昨年になって入手でき、余剰車モハ21004の展示台という当初の目的は既に失われつつあります。

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