2015.05.16 Saturday

熊本市電1200形[その4−仕上げ]

3Dプリンタで作る熊本市電1200形「チキンラーメン号」、最後に点灯化とケース製作で仕上げます。





点灯化は、ヘッド1灯とテール2灯×両エンド+室内灯で、全ての白色チップLEDをフライス盤で切り出した基板にハンダ付けするいつもの方法です。室内の殆どのスペースを動力ユニットが占めるため、室内灯といっても中途半端なのですが、運転会の夜景運転では意外にも見栄えがするものです。方向幕部分も裏を抜いているので、室内灯が透過して地味に光って見えます。




ケースは中古模型店でKATOの貨車用のクリアケースを買ってきて(大体¥80~¥100程度)
、フライス盤で切り出したスタイロフォームをはめ込みました。これで、自作車両の持ち歩きも安心です。

2015.05.10 Sunday

熊本市電1200形[その3−塗装]

チキンラーメン号を模型で再現するにあたっての最大の難関は、少なくとも私にとっては塗装とラッピングです。オレンジと白のシマシマ模様をいかに歪みなく塗装するか、ひよこちゃんの絵をどのように表現するか、考えるだけでくじけそうです。


シマシマ模様が歪まないためには、車体全体をタトゥーシールで覆ってしまうという手もありそうですが、せっかくの車体のモールドがつぶれてしまいそうです。やはり正攻法で塗装するしかありません。まずは車体をGM37「白3号」に塗るところから始めます。

実車写真からシマシマの間隔をざっと計算すると、オレンジ・白ともにおよそ10cm幅のようです。1/150で約0.65mm幅として、0.65mm間隔の線を必要数だけVisioで描き、プリントアウトしました。線の長さは車体長+20mm程度としておきます。


ガラス板に貼ったマスキングテープ上に、Visioから打ち出した紙を糊(私は「シワなしPit」)で貼りつけます。そして、線の上をなぞるようにカッターナイフで切込みを入れます。このとき、両端まで切ってしまわないようにします。


切込みが入ったら紙をはがし、マスキングテープだけにします。


ガラス板からマスキングテープをはがして、車体側面に貼ります。細切れになったマスキングテープがほどけてしまわないよう、中央を何点か仮止めしたほうがよいかも知れません。車体側面に貼るときのガイドは雨どいにしました。





マスキングテープのつながっている両端部分をはさみで切り落とし、白をマスキングする部分だけ残して一本おきに剥がしていきます。



これで等間隔のオレンジ帯が塗装できるはずです。ただ、この方法だとマスキングテープの長手方向の張り具合が一律となってしまいます。本当は帯の位置によってドアの凹みに密着させたりHゴムの出っ張りに密着させたり、という個別の調整が必要なのですが、そのために貼りなおすと帯の間隔がずれてしまいそうです。ここではマスキングテープの密着度合より帯が等間隔であることを優先し、多少の浮き上がりは許容しました。そのぶん、オレンジの吹付時は塗料の薄め具合を濃いめにして吹き込みやタレを抑えようと思います。

こうやって、まずは両側面のみオレンジを吹きました。実車とはやや異なる気もしますが、ガイアノーツの「コーラルオレンジ」を使っています(チビ電のチキンラーメン号には近い色合いです)。残念ながら私の技量不足で、やはり若干の吹き込みが発生してしまいました。



続いて前面のみ同様の方法でマスキングし、オレンジを吹きます。側面と前面とを2回に分けたのは、このようなマスキングの都合によります。


最後に上部のあずき色を吹きます。ガイアノーツのコンテナレッドです。



昔の1205号なら正面の系統板受けが白枠、現行の1203号なら縦樋がオレンジなので、上記の塗装はどっちつかずのエラー状態です。再現したいのは1203号のほうなのですが、縦樋もまぁまぁきれいに塗り分けられたことなので、敢えてそのままにしておきます。

このあと、Hゴム、サッシ、靴づりに色をさしました。


ひよこちゃんの絵を手に入れるため、お台場にある「ひよこちゃんグッズ」を取り扱う雑貨屋さんへ行き、いろんなポーズが収録された¥200のステッカーを買ってきました。それをスキャンし、所定のサイズに縮小します。

最初は透明地のタトゥーシールに印刷して貼ってみたものの、オレンジの車体に黄色のひよこ柄は完全に透けてしまい、失敗でした。気を取り直して白地のタトゥーシールに印刷、ひよこの輪郭でカットし、貼っていきます。若干透ける感じはありますが、許容レベルかと思いそのまま採用としました。普通のシールプリント用紙だとどうしても厚みがあるので、タトゥーシールの薄さは魅力的です。

そんなこんなで、なんとか形になりました。窓ガラスとライトレンズは、例によってアクリル板の切削によるハメコミです。ひよこがたまに傾いているのは、気のせいです。








チビ電と並べてみました。チビ電ってデカいですね。



2015.05.09 Saturday

熊本市電1200形[その2−組み立て]

例によってDMMのアクリル高精細で、板キット状に出力します。パンタは予備も兼ねて2基分です。






ランナーに付いたままIPAに10分程度漬けてから表面を軽く磨き、組み立て、サフ吹きしてまた表面を磨く、といういつもの手順で組み立てていきます。





サフ吹き後の写真のうち、ランボードは仮に足を挿し込んだ状態です。足が□0.3、取り付け穴が□0.4なのですが、その程度のクリアランスだと足の箇所数が多いこともあって抜けにくく、塗装後は特に接着せずとも差し込むだけでそこそこよい固定状態となります。

2015.05.08 Friday

熊本市電1200形[その1−設計]

相変わらず3Dプリンタで路面電車を作り続けています。昨年訪問した熊本で見かけた1200形「チキンラーメン号」が欲しくなり、チャレンジすることにしました。

熊本市電のNゲージ模型は低床車シリーズが鉄コレで発売されているものの、ボギー車は製品化されていません(8200形は3Dプリンタで模型化された方がいらっしゃいますね)。それ以前の旧型車群は趣味誌でも一括りにされることが多いですが、よくよく見ると細かい違いがあります。窓形状はもとより、ヘッドライト、テールライト(マーカーランプ)の高さ、バンパーの大きさ等、顔が微妙に異なるようです。

「路面電車ガイドブック」のような形式図付きの資料でもそこまでの違いは反映されておらず、自前画像やWeb上の写真を参考にして3DCAD上に再現していくことになります。拾える寸法は拾いますが、拾えない寸法は想像するしかありません。真正面からの画像は1090形のものしか持っていなかったため、やむなく代用しました。



CADデータを作成する際、実寸データを作成しておいてあとで好みの縮尺に縮小する方法と、最初から模型化寸法でデータを作成する方法があります。私の場合、各部の全ての寸法が実寸データとして手に入るわけではないことと、最終的にNゲージ化するときのデフォルメや他の模型部品と組み合わせる相性を考えると、やはり後者(模型化寸法でデータ作成)の方法が合っているかな、と思います。

正面や屋根のカーブのRも分からず、何度かデータ修正を重ねてそれっぽくみえるようにしました。細い箇所の寸法ですが、Hゴムは太さ0.2mm、保護棒はΦ0.25mm、ランボードの足は□0.3mm、排障器の足は□0.4mm、にしています。参考まで。あと、テールライトは点灯化を考慮してΦ0.5mmの丸穴を開けておきました。

今回はZパンタも3Dプリンタで作ることにしました。万葉線デ7070形のときに使ったマスターピース製のものは、(1)パンタが上がった状態で保持できず、保持するためには固定しなければならない、(2)Zパンタを特徴づけるバネが再現されていない、(3)入手性がよいとはいえない、といった点に難があり、それならば作ってしまったほうが早いと考えた次第です。



こんな感じになりました。

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