2016.03.01 Tuesday

マイキートレイン[その2−塗装・仕上げ]

Nゲージで作る信楽高原鉄道SKR300形「マイキートレイン」の2回目です。

車体は白成型なのですが、屋根が茶色成型(無塗装)だったので、色調を整えるために車体と屋根ともにサーフェイサーを吹きました。

屋根色は例によってGM「ねずみ色1号」です。屋根の両肩とボディはGM「赤14号」にかなり白を混ぜたものを吹きましたが、これでもまだピンクが強い印象です。屋根肩にはさらにシマシマのマスキングをして「赤14号」をそのまま吹きました。車体長が長いぶん、シマシマの数は実車より一組多くしています。

ラッピングは例によってF式WDによる白地のうえに、カラー印刷の模様を貼っています。ただし白地が必要なのは、ボディ色より薄い色がラッピングされる場所だけで、例えば「リサ・ラーソン展」の文字や、陶芸の森のロゴは白地なしでそのままカラーデカールのみとしました。
 



両側面の白地デカール

ここで失敗が二つありました。

一つ目はラッピングの位置です。ハイモとSKRとを比べて、側面向かって左側の客ドアと次の二段窓の間のスペースの長さは同じだと思っていたのですが、実際はSKRの方が幅があるらしく、デカールを貼っていくうちに配置が窮屈になってしまいました。

二つ目は4つ分の窓にかかる巨大マイキーの貼り方です。上の写真にあるように1枚のデカールを窓部も含めて貼ってしまってから、マークソフターでなじませつつカッターで切れ目を入れていったのですが、なじみかたにムラがあったり切れ目がうまく入らなかったりして、けっこうシワがよってしまいました。ここは車体と窓部とを分けて考え、それぞれきれいに貼ったほうがよかったのかもしれません。

デカールを貼った後は、鉄コレのひたちなか海浜鉄道3710形からもぎ取ったスカートをTNカプラーに接着し、ヘッドマークを取り付けて完成となりました。工作といえるほどの改造ではありませんが、お手軽に楽しめる小加工でした。
 


2016.02.27 Saturday

マイキートレイン[その1−着手]

昨年、滋賀県立陶芸の森で開催された「リサ・ラーソン展」に合わせて、近くを通る信楽高原鉄道に「マイキートレイン」が走りました。巨大なマイキーが側面にラッピングされていて、いやでも目を引く存在感です。当時、娘が乗りたがっていたのですが、うちから遠いこともあって実現できず、実車(SKR301)はラッピングを解かれたあと紀州鉄道に譲渡されたそうです。

せめて模型で再現したいと思っていたところ、最近になって中古模型店でTOMIXの樽見鉄道ハイモ295-310を見つけたので、それに手を加えて作ることにしました。
 


 
ハイモ295-310とSKR301は基本的に富士重工の同じシリーズだと認識しているのですが、当然ながら差異があります。恐らく最も大きい差異が車体長で、ハイモの16.5mに対しSKRは15.5mだそうです。確かにハイモの側面窓は5.5個ですがSKRは5個ですので、窓0.5個分が車体長の差ということなのでしょうね。

車体長を詰めるとなると車体は切り刻めばいいだけですが、動力ユニットに手をつける勇気はなかったので(鉄コレ動力への換装等々、方法はあるのでしょうが)、雰囲気重視と割り切って1mの差には目をつむることにしました。その他、気が付いた限りの差異については下記方針で臨みます。
[目をつむるところ]
・車体長と窓割り
・助手席側面の小窓がSKRにある
・屋根上のL字の部品(ダクト?)がSKRにない(ようです)
[再現するところ]
・アンテナ(SKRは逆L字が両端に付く)
・正面の油圧ダンパーがSKRにある
・スカートがSKRにある

さっそく車体をバラします。最初に屋根を外すとスムーズに分解できるようでした。
 


二日間程度IPAに漬けておき、歯ブラシで磨いて元の塗装を落としました。成形色は白でした。



運転室屋根に開いていたホイッスル等の取付穴を埋め、中央に新たにアンテナ穴を開けます。逆L字のアンテナは、ジャンク箱からGM東急1000系あたりのパーツを拾ってあてがうことにしました。油圧ダンパは、元のステップモールドを一旦削り、適当に作ったプラ帯パーツ(3Dプリンタ出力キットのランナー流用)を接着しました。(このあたりの作業の写真は撮ってなかったです・・・)
 
2014.11.30 Sunday

CNCフライス盤

3Dプリント出力サービスを利用して欲しい車両を作ってみたりしているのですが、いままでのように窓ガラスを透明プラ板で裏から貼る方法がどうにかならないかと思い、CNCフライス盤を導入することにしました。要は、ハメコミ窓パーツを切削で作ろうという魂胆です。

ちなみに、3Dプリントの透明パーツでハメコミ窓を製作されている方もいるようですが、それなりの品質ものものはかなり高価なようです。

ホビー用のCNCフライス盤で現状比較的な手頃なのは、ローランドのiModelaかと思います。手頃とはいえ、定価が¥81,000もするので簡単な買い物ではありません。ちょっと調べてみたところ、加工範囲が長手方向でも86mmであり、標準的なNゲージ車両の側面窓ガラスを一体で切削しようとすると長さが足りません(もちろん分割すれば問題ありません)。そのほか、iModelaでハメコミ窓を実際に作られた方のブログを拝見したところ、切削断面にバリがあるため表面処理が必要なようでした。

折角の買い物なので、ここはワンランク上の機種として、オリジナルマインドのBT100を買うことにしました。今回購入したのは下記のものです。

・BT100組み立てキット ¥143,680
・スクエアエンドミルΦ1~4セット ¥4,280
・Cut2D(CAMソフト) ¥16,800  (以上、オリジナルマインド通販)
・スクエアエンドミルΦ0.5 ¥1,695 (これは工具通販のオレンジブック)

BT100はワークスペースが150x100mmとNゲージサイズの加工に足りること、スピンドルのパワーが十分のため金属加工も可能なこと、が、iModelaに対する優位点かと思います。そこは値段相応というところですね。そのかわり、3次元加工するにはCAMソフトを別途買わねばならず(iModelaは3次元もOKのようですね)、今回は見送っています。




BT100はそれ自身がキットのため、上の写真のような荷姿で届きます。これを自分で組み立てなければなりません。精度よくスムーズに動く状態にするため、そこそこ気を遣いながら組み立てていく必要があります。機械と電気の知識が全くないと大変かも知れません。




組み立てるとこんな感じです。隣のパソコンと見比べていただくと分かりますが、それなりに大きいです。剛性も高いので重さがしっかりあります。


ハメコミ窓の切削加工を例に、加工方法を簡単にご紹介します。



まず、削りたい材料をフライス盤のステージに固定するため、はがしやすいタイプの両面テープを貼ります。材料にはt1.0のアクリル板を使いました。パーツが完全に切り離されてしまわないよう0.1mmの薄皮を残して削るのですが、少しの加減で切り抜いてしまうことがあり、そのときパーツが外れてエンドミルに巻き込まれたりしないよう、両面テープは全てのパーツをカバーする位置に貼ります。(手前半分は以前に加工した跡地で、今回は奥半分を削ります)



アクリル板をステージに貼り(先の写真と比較して、手前と奥が入れ替わっています)、指定したエンドミルで切削を開始します。BT100の場合はひとつのデータ内でエンドミルの交換ができないため、使用したいエンドミルの種類のぶんだけ、CAMデータを作成する必要があります。


ちなみに切削の元になるCADデータは、それをはめ込む3Dデータの窓寸法より、上下左右それぞれ0.1mmずつ小さくなるようにしました。同じ寸法だとはまりません。また、3Dプリントの出力は3Dデータよりも若干収縮しています。私の場合、収縮度は実測で約99.7%でしたが、100mm近い長さだと0.1mm単位でずれてくるためバカにできません。従って、ハメコミ窓のCADデータは、正規の寸法で一旦製図したあとに全体を縮小することになります。その後、CAMソフトで読み込んで切削データを作成します。



Φ1.0のエンドミルでの切削が終わったところです。切削直後は切りくずの中に埋もれていますが、掃除機で吸い取るときれいな加工面が見えてきます。上の写真は客車2両分+予備のハメコミ窓で、加工時間は約2時間30分でした。



一部の窓の横桟のところだけ、Φ0.5のエンドミルで削ります。これは線を引くだけなので1分程度で終わります。



加工テーブルからアクリル板をはがし、薄皮1枚でつながっているパーツを手で切り離します。



ハメコミ窓の効果です。上の車体がハメコミ窓、下の車体が透明プラ板を裏から貼ったものです。当然ですが、はめ込んだほうは肉厚が目立ちません。車体にスッとはまると、思わずニヤニヤしてしまいます。


2014.08.10 Sunday

鉄コレ能勢電50型動力化

昨年買ったままだった鉄道コレクション「能勢50型・60型」に、動力を入れてみます。鉄コレ発売当初は対応する動力がなく、いろいろな方法で工夫されている方がいらっしゃいましたが、いまはアルモデルからそのものずばり「鉄コレ能勢50・60動力化キット」が発売されており、素直にこれを使いました。



上の写真には写っていませんが、このほかに2軸の動力ユニット(いわゆるパワトラ)が含まれており、このキット以外に必要なパーツはありません。メインのエッチング板で、幾つかパーツが欠損しているようにみえるのが不思議なところですが、これでいいみたいです。


私の記憶にあるのはZパンタを付けて川西能勢口の駅の片隅に停まっていた51号ですので、2両セットのうち改造後の車両をベースにします。




まずはばらします。




床板に穴あけ治具をあてがい、M台車側の床板切除と、T台車側の集電板部穴あけを行ないます。治具は一枚だけですので、M台車側とT台車側それぞれに嵌めて作業します。




できました。




つづいて、M台車を受ける床板側フレームパーツを組み立てます。折り曲げるだけで、特にハンダ付けの必要はありません。




このフレームやM台車自体のフレームは、片側のレールと同じ電位になるため、T台車側からの集電板をそのままビス留めで接続します。T台車は台車枠レリーフとプラ車輪を外したところに集電シューをはめ込みます。集電シューの左右方向の位置合わせが、少々難しいところです。




T台車はキット付属の金属車輪に交換して車輪を台車枠で挟み、床板に取り付けます。集電シューの厚みぶん台車枠の取り付けが緩くなるため、ゴム系ボンドで軽く固着しました。




M台車は、ワッシャを介して床板に固定します。回転中心は台車センターからオフセットしているようです。ワッシャパーツの指定が説明書からは読み取りづらかったのですが、私は下記写真のような組み合わせとしました。




フレームと反対側のT台車車輪からの集電は、リード線でM台車に直接接続するのですが、真鍮エッチング板付属のラグ板を使うと厚すぎて共締めできません。




集電シューと同じエッチング板(燐青銅?)にもラグ板がついており、そちらのほうが厚みが少なかったため、取り替えました。これで共締めできます。






ボディは、M台車と干渉する側の内側リブを切除します。




付属のウェイトは、特に車体や床板の形状に配慮されておらず、そのままだと収まりが悪いです。




床板のボスに嵌るよう、ヤスってみました。ウェイトで左右の集電板が短絡しないよう、片側は絶縁しておきます。



動力化の加工はこれで終わりです。Rのきついカーブを走行させる場合、M台車の大径ギアが車体内側に干渉するため、現物合わせで多少削ったほうがよいそうなのですが、今回はそのままにしておきました。

GMの阪急用車番インレタと(買ったのは15年前?)、鉄コレ付属の行先看板を取り付けて、軽加工を終わりにしました。阪急顔の車両は、やはり車番が入ると活き活きしてきますね。








2014.04.12 Saturday

フォトラ

もう数か月前のことですが、私の誕生日のプレゼントとして、妻から「フォトラ」を買ってもらいました。

このブログに掲載するための模型の写真を撮る場合、それまでは工作机の上にコピー用紙をセットし、スポット的に照明をあてて撮影していたのですが、それっぽくなるときもあれば全くダメなときもあったりして、もっときれいな写真を撮りたいという思いをずっと持っていました。そういえば、RMM197号で「フォトラ」が紹介されていたことを思い出して、ようやく手に入れた次第です。


鉄コレで発売された路面電車のカタログのようなものを作りたいと思い、撮影開始です。


まずは斜め上からの写真。

背景紙を食卓のテーブル上に広げ、レールを1本置き、路面電車をセットします。車体前面と側面に影ができないように2台のフォトラで挟んでみました。カメラは小型の三脚の上に置きます。使用したレンズは30mmマクロ、撮影モードは絞り優先のf16です。






こんな感じで撮れました。



Nゲージの小型車両の場合、フォトラに対して相対的に小さすぎるようで、できれば50mmあたりのマクロレンズがあればちょうどいいのかも知れません。あとは、照明の当て方を工夫してもう少し背景を明るくしたいです。この辺は試行錯誤でしょうか・・・

トリミングしてみます。



同じセッティングを次回再現できるか自信がないため、この状態で他の車両の撮影も一斉に済ませてしまいました。なかなかハードです。


次は側面です。


なるべく真横から歪みなく撮りたかったので、三脚は外して、カメラをテーブルに直置きしました。


仕方がないとは思うのですが、上半分が無駄な空間になってしまっています。これはもう、カメラの大きさとNゲージの大きさとの関係ですので、仕方ないように思います。

トリミングしました。


やはり背景が暗いのが気になりますが、車体そのものへの光の当たり方は比較的均質であり、そこが専用撮影ツールの強みだと思います。


続いて前面です。



30mmレンズで前面をそこそこ大きく撮るには車体をレンズにかなり近づける必要があり、そうすると、カメラを直置きしても画角から下にはみ出てしまうため、カメラの下に爪楊枝を挟んで若干前傾にしました。



上と左右に無駄な空間が生じるのは、どうしようもありません。あと、斜め撮影時にレールを置くガイドにしたマスキングテープが写ってしまっていました。(後で気付くの巻。トホホ・・・)

やはりトリミングの必要があります。



うーん、なんか違う感が・・・


ざっといろいろ試してみた限りでは、フォトラ自体はよく考えられた撮影ツールなのですが、私がまだ使いこなせてない感じです。

・Nゲージを撮影する場合、レールや車両は水平に置かなければならないため、カメラ側で位置を調整する必要がある。
・しかし、広角マクロレンズだとなかなかカメラをいい位置に置けない。
・背景が暗くなり気味なので、+補正するか、絞り優先ではなくマニュアルで撮影条件を決めたほうがいいのかも知れない。
・フォトラ使用時、室内の蛍光灯を点けたほうがいいのか消したほうがいいのかが、よく分からない。

等々、まだまだ工夫の余地がありそうです。きれいな写真までの道のりは長そうです。

2013.04.07 Sunday

北三陸鉄道リアス線

もちろん実在しませんが、表題のような鉄道が4月に始まったドラマの中にでてきます。

北三陸鉄道リアス線には、三陸鉄道36形にそっくりの車両が走っています。また、北三陸鉄道の社用車も頻繁に登場し、それが鉄道車両に似た塗装なので笑ってしまいます。

思わず再現してみました。




Company car of "Kita-Sanriku Railway" appeared on TV drama "Amachan"

ちなみに、作中には観光協会のNゲージジオラマが登場するので、模型ファンも必見(?)かも知れません。

2013.01.12 Saturday

塗装場所

模型作りにおいて、塗装はいまだに苦手な工程です。(まぁ、ほかに得意な工程があるわけでもありませんが)

マンション住まいなので塗装場所には苦慮します。以前はベランダでプシューッとやっていましたが、風が吹くと塗料は飛散するし、塗ったものは倒れるし、ゴミは飛んでくるしで、まったくいいことがありません。ということで、最近はもっぱら風呂場で塗装しています。


I usually paint models in my bathroom.

お見苦しい写真ですみません。浴槽の蓋を閉め、そのうえに古新聞を張り巡らして、多少飛散しても壁なんかを汚さないようにしています。これで換気扇をガンガン回して塗装します。エアブラシであればそれほど飛び散らないのでほぼ問題はありません。ただ、やはり臭いは気になるので家族の理解は必要ですね。いつも「やれやれ」という感じで見守ってくれています。

続きを読む >>
2012.12.08 Saturday

井原カーブ

先の記事に書いた、豊橋鉄道市内線の井原駅にあるR11のカーブがどれほどきついのか、Nゲージで再現してみました。

R11(m)ともなると、左右のレールで半径が1割も異なる計算になります。豊鉄は1067mmですので正確を期すならtt-9ゲージの1/120で再現すべきなのかも知れませんが、かたいことは考えず、一般的な1/150の縮尺でR73(mm)のカーブとしました。
(ちなみに、GMの路面電車キットに付属しているダミーレールがR71です)


N-scale R73 curve
 (modelize the Japanese smallest curve at Toyohashi Tram Ihara stop)


TOMIXのC140と接続して走行できるよう、67mmのストレートを前後に付けました。カーブ箇所はKATOのフレキです。こうしてみると、模型でも確かに急なカーブであることがよく分かります。(くどいようですが、9mmのレール幅と1/150の縮尺が、実物とマッチしているわけではありません)



C140と組み合わせて円形にしました。ミニカーブレールがずいぶん余裕のあるように見えます。


続きを読む >>
2012.11.25 Sunday

スイスのD型電機の模型

10年近く昔に買った、RocoのRe460(HOゲージです)の付属パーツを取り付けていないままであることをふと思い出し、箱から出してみました。ついでに仲間も並べます。


4-axle Electric Locomotive models of SBB (HO-scale)

パーツを取り付けていないのは右から二つめの赤い機関車です。一番右はRe460とほぼ同型のBLSのRe465で同じくRoco製ですが、最初に走らせたときはスーッと軽く滑らかな動きに感動を覚えたものです(TOMIXのED75(Nゲージ)に対しても似たものを感じます)。

続きを読む >>
Calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
Selected Entries
Categories
            
Archives
Recent Comment
Links
Profile
Search this site.
Others
Mobile
qrcode
Powered by
30days Album
無料ブログ作成サービス JUGEM